『間取りの基礎』 間取りの考え方①
家族のライフスタイルを知る
家族が100あれば、家に対する希望も生活スタイルも100通り。
どんな間取りが最適なのかは、家族によって違います。
そこで、家族みんなにとって、もっとも暮らしやすい家や間取りを考えるため、家族の要望をまとめるための『家づくりノート』を準備しましょう。
紙ににおとしこみをすることが、あなたにピッタリの間取りを見つけだす手助けになります。
ノートには、家族の夢や希望、土地の情報、将来のライフスタイルの変化、資金計画などを項目別に整理しておきます。
ノートはどんなものでもかまいません。
家族の意見をまとめておけば、設計士屋工務店との打合せも具体的にすすめることができるので、とても重宝します。
さて、その中でも間取りを決める時のヒントになるのが、家族それぞれの生活スケジュールです。
まずはノートに一人一人の一日のタイムスケジュールを書きだします。
ぱっと見てわかるように、図や表にしておくのがよいでしょう。
次に1週間単位のスケジュールを記入します。
仕事や習い事など、家族がそれぞれに別のことをしている時間、家で一緒にすごす時間など、その傾向や割合を知ることで、どこに重点をおいて間取りを考えたらいいのかが見えてくるはずです。
また、1年後から10年後、そして20年や30年といった将来の家族の予想図もあわせて書き出しておきます。
たとえば、3年後に両親と同居の予定があれば、あらかじめ部屋を用意しておく必要が出てきますし、10年後に子どもが出て行くかもしれないと考えれば、夫婦だけでどうやってすごすのかというプランも必要になってkるでしょう。
具体的な未来図を描くことで、これからの家族に最適な間取りが浮かび上がってくるのです。