住宅ローンのトラブルを未然に防ぐ方法-2
こんにちは、三田村です。
今回は前回に引き続き、住宅ローンのトラブルを未然に防ぐ
方法を考えます。
さっそくですが
■失敗例2 元利金等返済or元金均等返済の選択
住宅ローンを借入れると元金+利息を返済していくことになります。
その返済方法には元利均等返済と
元金均等返済という2つの方法があります。
元金均等返済とは返済する元金分を一定にし、
その時の借入金にかかる利息を上乗せし返済する方法です。
この方法は借入当初の返済額が大きくなりますが、
元金が返済の度に減っていくので徐々に返済額が減っていきます。
対して元利均等返済は返済額の元金と利息分を合算、
調整することで毎月の返済額を一定額に抑えることができます。
こうしてみるとどちらの方法もそれほどかわらないように感じますが
総返済額で見ると、元金均等返済のほうが圧倒的に有利です。
(※返済額の合計は借入金額や年数によって変わりますが、
数百万円単位の差が出る事もあります。)
理由は元利均等返済は最初の返済に対する利息の割合が高く、
元金がなかなか減らないのに対して、
元金均等返済は当初の返済額が多くなりますが
一定額の元金を常に返済していくので、
元金にかかる利息が徐々に減っていくためです。
返済計画を立てるのであれば、
毎月返済額が一定の元利金等返済のほうがやりやすいですが、
資金にある程度余裕があるのであれば元金均等返済のほうがお得です。
どちらの返済方法を選択するかは状況次第ですが、
2つの返済方法にどういった特徴があり、
最終的な返済額がどうなるのかは知っておいたほうが良いでしょう。